「ってか手出すなよ?高1だからな?」

「わかってるって!!可愛がるだけ♪」


本当にこいつは分かってんのか…?優馬の女癖の悪さは、どうやったら治るんだ…。

俺はわざとらしく溜め息をついた。


「それより、夏物のデザイン見たけど…全部いまいち。」

俺は鞄の中から分厚いファイルを出して、机の上に広がった書類の上に置いた。

「やっぱ?俺もそう思った。書き直す?」


「ん‐…この中からまだましなやつ何個か選んで、お前が手加えろ。後は俺が何とかする。」

あ‐…完璧徹夜だ…。