「ちょっと!!日悠いいの!?」

真っ先に俺の所に来たのは、愛弥だった。


「いいんじゃね?」

「そんな…そんな軽く考えんな!!馬鹿!!!明日から陽奈外出れないよ!?」

そんなこと分かってるっつーの。

「どうにかするー」

「あのね、そんな簡単なものじゃないのよ!?このパーティーマスコミ関係の人いるんでしょ!?だったら尚更。あたしが1番よく知ってるんだから!!」


確かに、
愛弥と亜羅志の関係がバレた時は大騒ぎだった。


「ちゃんと会見とかするし。」
「だからそんな簡単なものじゃないっていってるじゃん!!あんた馬鹿?あんたが良くても陽奈は?絶対家から一歩もでれないよ?」

俺だって馬鹿じゃねーもん!!

その辺のことはちゃんと手を打ってある!!


「まぁ大丈夫だって♪」


愛弥は呑気な俺に溜め息を浴びせ、俺の横を抜けた。