「日悠!!」

その声に振り向くと、爽哉が笑いながら俺の方に来た。

「何かあった?」

「いや、別に?ただ、陽奈りん頑張ってるよねーって言いに来た。」

「そうだね。頑張ってるみたいでよかった。」

例え爽哉に話すとしても、周りに聞かれるとまずいから、日悠君を演じる。


「陽奈りん可愛いよねー♪」

まじ…なんなだよ…こいつ…。
「だな♪」

爽哉、超ニヤニヤしてんだけど…

「まぁ、頑張れよ♪♪」

何をだよ…ばーか。


「うん。あーそうだ!!愛弥と亜羅志と美莉と…陽奈呼んで来て。」

「はいはぁい♪」

爽哉はにこやかに去って行った。

3分もしない内に呼んだ奴全員がそろった。