「じゃあ、行くわ。」

「うん。ありがと聞いてくれて。」

陽奈は洗い物をしながら言った。

「ん。」

それだけ言って、会社へ向かった。



会社に着くと、優馬が一人で泣きそうになりながら、机に向かっていた。

「できた?」

「俺が一人でできると思う?」
優馬は、まじで泣きそう。

「んー…どうするかな…。」


俺は、優馬のデザインを見ながら呟いた。


俺も、水着だけは無理だな…。だって、どうしようもねぇじゃん…女の水着とか…。

毎年これで頭を抱えることになる。