やっとの思いで家に着いて、桜ちゃんにメールをいれた。

そしたら、桜ちゃんは10分もしないうちに家に来た。


「陽奈ちゃんごめんねぇ!!恭がDVD返さないから…。」

「全然大丈夫だよ!!」

「なんか、本当にちょっと見ないうちに可愛くなったね!!陽奈ちゃん。はい、これケーキ。」
桜ちゃんは、ソファーにバッグを置いてから言った。

「そんなことないよ!?ケーキありがと。」

「そう?モデルやってるかな?」

「そうなのかな…。」

自覚はないけど…モデルのみんなに影響されたかな…?

「それとも、恋してるから!?」

「え!?」

桜ちゃんに言われて、日悠の顔が出てきた。

「恭に聞いたよ~日悠君と付き合ってるんでしょ?しかも一緒に住んじゃって!!」

痛いとこついてくるね…桜ちゃん…。

「桜ちゃん…違うの…。」

あたしは桜ちゃんに今までの事全部を話した。
でも、流石に日悠が社長だとは言えない。