はぁ…

マジ疲れた。


夜勤明け、寄り道せずに真っすぐ家に帰る。


…はずだったのに。



「今日俺ん家来い」


自分の車に乗ろうとした途端に、阻止される。


「なんでよ」


これでもか、と言うくらいに不機嫌な顔をしてやった。


「ここ…あれからずっと痛くてさぁ?」


右肩を摩りながら悪魔のような囁きが…。


あぁ…そこですか。


そこは私が突き飛ばしたせいですねぇ。


はぁ…やっちゃったんですね、私。



そう、あの時突き飛ばした勢いでイスにぶつけたんです。


私のバカ。


「わかりました。朝ごはんでもなんでも作りますよ…」


「治るまで同棲。」


はぁぁぁ???


なんでそこまで…




「それは…ちょっと…」


「あ?拒否権なんかあるわけねぇだろ」


ははっ…ですよね…



はい。