「ひゃっ!なっ…なにすんのよ!」



「ぷっ…おもしれぇ。」


に…憎たらしい。


お腹抱えて笑いを堪えてるし。


「半径1メートル以内に近づかないで!来たら殴るから」


「へぇ…やれるもんならやってみ?」


ニヤッと笑って挑発してくる。



コイツ…まじで殴っていい?


拳を構えた時…


「酷いなぁ…本村さん。僕、何もしてないのに」


は?僕?


なんだって?!


「なに、なに?日比野くん楓に何されたの?」


先輩看護師達が小走りで駆け寄ってきた。


え?てか、されたの私だし。


何猫被ってんのよ。


「私、何もしてませんけど。」


それだけ言ってさっさと仕事に向かった。

後ろで何か言ってたけど、もう、無視。






本当…最低な一日。