上京が決まって3日後
家で荷造りを初めていた。

ピンポーン ピンポーン
ピンポーン


インターホンが何回も家中に響き渡る


家にはあたし以外誰も居なかったから
古びた階段を駆け下り渋々ドアを開ける。

「あ…なお…や。」

そこに居たのは小松直也。あたしのお隣さんの同級生の子。

やんちゃで
野球一筋だった幼なじみ
そして


「よっ。お前さ、合格したんだってな。」



元カレである