『あ~寒かった。』


そう言いながら教室に入ると・・・




「どこ行ってたん?」



飛鳥さんだけが残っていた。



『あ・・・えっと散歩に・・・。』



一番見られたくないひとに見られてしまった。


「無断で?こんな時間まで?」



飛鳥さんはちょっと怒ってるみたいで、



いつもの飛鳥さんではなく



とても怖かった。




『だから・・・・その・・・。』



「うそついたらあかんで?」




あたしのせいじゃないのに。




『飛鳥さんに関係ないじゃん!!』



涙があふれてきた。