そして戦が終わった、という噂がエトワールの町にも流れてきた。

エトワールは毎日、朝になれば港で船を待った。

手紙は何処にだせばいいのか分からず、結局アーレイに返事をすることができないままになってしまった。
アーレイが帰ってきたらそれを詫びよう。


きっとまた、物資を積みにあの船は戻って来るだろうから。