「はっ・・・」

「どうした?かな」

授業もいつの間にか終わって中休み。私は大切なことに気が付いた。

先生との約束(?)を忘れるハズないのに・・・ないのに

さわちゃんの妄想なんてしてる暇ないのに

「忘れてた・・・今日委員会!!!」

さわちゃんが朝言ってた「委員会あんべー」の言葉、すっかり忘れてた

放送かけなきゃ!絶対また忘れるよぉぉぉ

「茉莉!放送かけさせて」

「はー・・・はいはい。委員会のだし、まぁ大切な用事だしね。ほら、鍵。」

「ありがとーっっ愛してる!茉莉ちゃぁん」

放送部の(部長より権力がある)茉莉に感謝だよ!先生に幻滅されないですむー

何か「キモッ」とか茉莉から言われたけどどうでもいい!とにかくよかった。





『保健委員にお知らせです。今日の放課後・・・・・・・・』



「よぉ、おつかれ西かな♪」

「さわちゃん!?」

放送を終えてふわぁっと安堵の息をもらしてドアを開けた瞬間そこにさわちゃんが居た。

壁にもたれ掛る感じで、白衣に黒縁眼鏡をかけていた。

ちょ、さわちゃん

眩しいよ。ってか私を萌えさせる気!?「よっ」って言ってウィンクしたのも様になってる。

こんなこと思うのも全部さわちゃんだからだよね。 


もぅ・・・大好き。