目を閉じようとしたら 「優奈......優奈!!」 お母さんが目の前に飛び込んで来た 私の手を握りしめて 「良かった...生きてて良かった ありがとう」 何度も呟いた しばらくして看護師さんが呼んだのか お医者さんが走ってきた 個室に移され 私はまた眠った お父さんが居ない悲しみを忘れるように そして ほんの少しの違和感を隠すように