「ワイシャツ王子と迫られているんだぞ(あのふたりの主婦パワーはなかなかなものだ…俺も経験がある)」


「ワイシャツ王子?」


「そうだ。でもな、ワイシャツ王子は美人な奥さんも大事にするし怪獣にもなるとっても良いヤツなんだぞ」


「何かのアルバイトですか?」


「アルバイトより過酷だな」と、俺は笑った


「櫻庭さん、意味わからないっすよ」


「そうだな…俺達も蒔田みたいに人生経験積めば自然と分かるんじゃねーか?」


俺はそういいながら席を立った