「けれど、なんだか元気がないようね」


そういうとちよさんがポケットから赤い飴玉を取り出した


「これ、貴方にあげるっ!!」


そう言うと俺の手の平に飴玉を押し込んで
「何があったのか分からないけれど、若い人がそんなカオしていちゃだめよ!!!」

「そうよ、貴方良いオトコなんだからっ!!!」


「こんな息子欲しいわぁ〜」二人は声を揃えて言った
「あら☆」偶然の一致に顔を見合わせて微笑んだ