美保の入試は見事終わり、見事合格


「先生…美保頑張ったよ」


そう言うと美保は静かに目を閉じた


俺は「おめでとう」


そう言って美保の頬に口づけた


不満げな美保に
「先生はな〜あいにく子供にはキョーミがないんでな」と、意地悪に笑う


「先生の意地悪〜!!!」


二人は笑いながら
別れを告げた
「先生、ありがとう」


そして俺も


15の俺に手を振って
新たな一歩を踏み出した


美保、お礼を言うのは
こっちのほうだ


「ありがとうな」