舞波サイド

自分の部屋に戻って来た私。

楽しかったな......
なんか、恋人みたいで。

オムライス、美味しそうに食べてくれた。

嬉しかった......

「......また作りに行っちゃ駄目かな?」



隆海サイド

七瀬が戻っていって、部屋の中に俺一人になった今......
なんか寂しい。

って、寂しいってなんだ!寂しいって!

というか、、俺何やってんだよ!
いくら部屋が隣だからって、生徒に飯作っててとか......

でも、仕事を終えて家に帰る時、いつもは真っ暗で寒くて、誰もいない部屋に、今日は明るくて暖かくて、美味しい料理を作って、部屋で七瀬が待っていてくれた事が......

凄い嬉しかった。

時間稼ぎ用のケーキまで買ってきたくらいだし。

「また、作ってくれるかな?」



ねぇ、先生?

なぁ、七瀬。

私......

俺......

「「貴方(お前)の事、好きになったかも知れない。」」