「智也......何かの冗談だよね?」

私は立ち上がって聞いた。


そしたら、智也はため息をついて

「やっぱり、気付いてなかったんだ。舞波は鈍いもんな。ずっと好きだったんだよ。」



......

そんな......急に言われても困っちゃうよ......



私が、返事に困っていると、智也は私の所まできて、軽く私の頭を撫でて。

「返事は急がないから、ゆっくり考えてくれ。」

と言った。

私は頷くしか出来なかった。



その時、先生が悲痛な表情で私達を見てるなんて、全く気付かなかった......