......やばい。



先生を好きだと自覚してから3ヶ月経った。

その間に、テストもあったんだけど......



大幅に成績が下がっちゃったよ!

授業中も家に帰っても、先生の事ばかり考えて、勉強が頭に入らなかったんだよね......



「舞波!あんたどうしたの?」


亜希が驚いたように聞いてくる。

「うん......」

「なんな悩みあんの?毎回、上位5名に入ってる舞波が、今回15番でしょ?まぁ、それでも凄いけど!私なんて下から数えた方が早いし......」

亜希は、自分の成績表を見ながら呟いた。



「はぁ......本当にどうしよう。」
私は、もう一度自分の成績表を見て、ため息をついた。



「舞波!どういう事なの?」

一人暮らしの条件の一つに成績の報告は必ずするというのがあったため、やむを得ず親に連絡をしたのだが......

案の定怒られた......

「うぅ......ごめんなさい。」

「一人暮らしを始めて浮かれてるんじゃないでしょうね?そんな事なら、例え通学が酷くても、家に戻すからね!」

親はそう言って、電話を切ってしまった。



そんな!?
それだけは嫌だ!
先生の側にいたい......



そのためには

勉強しないと......