(アナウンス)
「二人三脚に出場する先生と生徒は集まって下さい......」

あ......ついにきた。

「七瀬。行こうか!」

「はい。」

私は、先生と一緒に入場する場所に行った。



「やる事はやったんだから、気楽にいこうな?」

先生は、足に紐を結びながら言った。

「は......はい!」

とは言ったものの、やっぱり緊張するよ。

でも、頑張らないと......

「ははっ。だから緊張するなよ。」

先生は私の頭を軽く撫でてくれた。

あ......

安心する。

大丈夫......

先生となら頑張れる。



「いちについてー。よーい......ドンっ」

合図と同時にスタートする。

1.2.1.2.1.2......

先生と呼吸を合わせて

「七瀬!その調子!」

先生が声をかけてくれる。

そして、そのまま......

ゴールっ!



やったっ!
一位だ!

「七瀬!やったな!」

「はい!」


私と先生はあつく抱擁を交わした。

......

その時だった。

「うわっ」

「きゃあっ」

ドターンっ

二人ともバランスを崩して倒れてしまった



「......」

「!!!」

そして、私と先生は2度目のキスをした。

勿論、また事故で......