荷物も幸い少ないため
家出娘など誰も思わないはず



友達もいない私は繁華街に向かっていた。




行くあてもない上に、疲れたためビルの階段に腰を降ろした。



人目をあまり感じない場所だったので、何と無く落ち着ける気がした。