アタシは廊下を歩いているときでさえ、みんなの注目を集めた。 そんなとき、一番会ってはいけない奴にあった。 その瞬間、女子の黄色い声が聞こえた。 「紗ー英っ!おはよっ」 ちゅっ ほっぺへのキス付き挨拶。 女子の中には「なんであのこなの?」という声も聞こえた。 またしてもバットタイミング。 「紗英…。と…伊藤奏…。」 剣也くんだぁっ!という声が混ざってきた。