『剣也っ!?なんで…帰ったんじゃ…!!』 アタシは奏からお姫様抱っこされてるのを見られたのが恥ずかしくて仕方なかった。 「なんでって…。暗くなるから紗英のこと心配で待ってたんだよ」 『ちょっ…降ろしてっ!!』 アタシがもがいた瞬間、バランスが崩れた。 「おい…っいきなり動くな…っ」 奏が言いかけた瞬間ー どんっっ!!