そして…今に至る…。



『も…いーかげん降ろしてよ!!』



「やだ。お姫様抱っこしてると紗英のことすごい近くで見れるし★」


恥ずかしくないのか。そんなこと言うの。

アタシは突っ込みそうになった。


『なっ!何いって…!』



アタシは顔が真っ赤になってる気がした。


「あっ!俺便所行きたくなってきた」


『まさか…アタシも!?』


「バーカ。俺1人で行くし。紗英はここにいろよ。逃げたら…襲うから。」



『にげないわよっ!!』


アタシの身が危なくなるし。