★★★



~生徒会室~



「遅いよ。紗英せ・ん・ぱ・い♪」

奏は膝をくんで椅子に座っていた。

『どーゆーこと?』



「は?何が?」



『だから…っどうしてアタシがあんたの案内なんてしなきゃいけないのよ!!』




かたっ……



奏はゆっくり立った。

アタシの方に歩いてくる。