数字教師斎藤は笑顔でアタシに話かけてきた。
「神崎!よかったなー。あんな完璧な代表者に指名されたんだぞ。」
『よくないっすー』
アタシは気分が悪くなった。
今日の放課後は
伊藤奏…いや、
危ない年下クンと
二人きりで校内を案内しないといけないのだから。
「全校生徒はもう下校だが、お前は生徒会室に行け。伊藤が待ってるぞ。」
最悪…。
『サボっていいっすか?』
「馬鹿なこというんじゃない。奉仕活動になるぞ。」
『はーい…』
行くしかない。
あの年下クンのところに…。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…