クイッと顔をあげた颯は、にっこり笑顔で、
「つけた♪」
舌をだして、お茶目感をだしていた。
「かっ隠すの大変じゃん!?」
「はぁ?元カレにもやられたことあんの?」
……ないっす。はい、ないです。
「いや、ないです」
「そ。大丈夫。ばんそーこはっとけ」
まーさーかーっ…そうくるわけ?
「まぁ気にすんな。続きつづき…」
「んぅっ…」
キス。
「やっ…はぁっ」
キス。
「む…ふぅ…」
キィースゥー!!!!
颯は、もれたものを器用に拭い、ブラをおもいっきり外した。
あたしは瞬時に手で隠す。
「なんで隠すわけ?」
ムスッとした颯の顔に、少し罪悪感。
だって…
だってぇー!
恥ずかしいんだもんっ!
見られるのがぁあああっ(泣)
「恥ずかしい…恥ずかしい…」
「恥ずかしくねぇから」
「恥ずかしいのっ…」
あたしが折れないため、少しため息をつく颯。
ごめんね?でも、本気で恥ずかしいの…///
胸は諦めたのか、颯はお腹にキスしだした。
突然のことに、背中が浮くあたし。
「あれ?ここ弱いの?」
脇腹を舐める颯。
「ん…」
少し声がもれてきた。
さらに恥ずかしさが増す。
「ふっ…感度いいな」
ちょっ…何?
「失礼?」
「へ?」
「フーッ」
「ひぇぅおあっ!?!」
何?今耳に…
「!?!?」
胸の手…外しちゃった…
「あっ…はっやてぇ…」
もう颯の手がフィットしてるんだけど…
ぬぅああああっ!!!!
「ほぉ…やわい」
やーめぇーてぇー(泣)
「李衣?どう?」
どうって…どうとかないからぁー(泣)
「んっんんっ…」
「声…いいね」
「よっくなっ…はんっ!」
「では、俺行きます」
ん…?
「ーーーーーっ!!」
きっきた…
声は、恥ずかしいので我慢する。
1年半はちょいキツいなぁ〜やっぱり。
「動くぞ?」
「う…ん…」
「あっあぁっ!ひぃっ!」
やっばい…ちょっと…気持ちいい?かも。
「ふっう…はぁっんっ」
「李衣?」
「キ…スして?」
あたしがそう言うと、
「///任せろ」
少し顔が赤くなった颯が、優しいキスをしてくれた。
あたしって…幸せものじゃない?
「颯?…大好き」
自然とこの一言を言いたくなった。
颯は目を見開いたけど、すぐ嬉しそうに細め、
「わかってる。俺も」
また優しいキスをおデコに落とした。
…………
…………………
………………………
李衣と風呂に入った。
脱がすとき、俺も緊張したけど…
ちょっと、風呂の中でヤりたくなってきたから、先にあがった。
やぁべぇ〜…とにかく、落ち着こう。
俺は、風呂あがりに1杯水を飲んで、それからウロウロとリビングを動き回っていた。
ベッドにいるっつったけど、なんか…落ち着かねぇ〜!!!
頭を抱える。
それにしても、李衣おせぇなぁ〜…
……10分後。
おっそ…
……20分後。
ありえねぇ。
……30分後。
さーめーたぁー!!体が冷めたんですけど。
逃げたのか?いや、それはない。
李衣もその気みたいだったし。
多分…いや、まさか?
俺は、ついに、風呂場に行こうと1歩踏み出した。
「颯〜あがったよ〜?」
んなっ!!いんじゃねぇかっ!
李衣の声を聞いた瞬間、上がる心拍数。
もう、我慢できねぇ。
「寝ちゃったのかな?」
寝てねぇよっ!俺は、李衣を後ろから抱きしめた。
「李衣…遅すぎ。つか、俺の体温が下がった」
今、李衣がどんな顔してんのかわかんねぇ。でも、耳が赤いから、恥ずかしがってんな。
「えぇ?颯?寝てないの?」
何言ってんだ?マジ、寝るわけねーよ。今から楽しいことすんのに。
「はぁ?なんで寝んの?つか、熱冷めちゃったし、李衣があっためてよ」
俺は、甘く囁く。
つか、わかれよ!!何間抜けな顔してんだよ!!
李衣には、ストレートが1番だな。
「李衣で、俺はあったまるんだよ」
ニヤリと笑いながら言った。
よし!ベッドだ。李衣を寝かせて、さぁ始めよう。
「では、力抜いて…?いただきます」
俺は早速、李衣の白い首に舌を這わす。
ほてった李衣の肌に、まだ乾いてない髪が纏わり付いてて…かなり色っぽい。
「んっ!」
止まんねぇ。舌で首筋や、鎖骨を舐める。
そのたびに、李衣が反応して…やべぇ。嵌まる。
「ちょっとぉ…颯…」
甘い李衣の声に、俺は動揺を隠しながら、
「何?」
舌なめずりをした。
「く…擽ったいんだけど…」
擽ったいって…ちょっと傷付くんですけど…
俺は、『馴れる』とだけ言って、李衣の薄いキャミみたいな服を脱がした。
んん?ブラ?しかも、花柄かよ…ちょっと残念。
「あれ?普通、風呂あがりはノーブラじゃねぇの?」
俺の本音に、李衣は赤くなる。
李衣の赤くなるツボがわかんねぇな。
「まぁ、どうせ脱がすし、ブラとか必要無いけどね」
この一言で、さらに赤くなった。
俺は、気にせずに谷間にキスを落とす。
よし、マークつーけよっ♪
痛みに気付いたのか、
「はっ颯!?もしかして、もしかしなくても、つけた…?」
李衣が、谷間に顔を埋めている俺に声をかけた。
やっぱ気付いたのか。
「つけた♪」
俺は顔をあげ、舌をだしてみた。
「かっ隠すの大変じゃん!?」
あん?やられたことあるってことか?
「はぁ?元カレにもやられたことあんの?」
つい、嫉妬。
「いや、ないです」
よかった…って俺、李衣にマジ嵌まってない?!
「そ。大丈夫。ばんそーこはっとけ」
俺もよく、女にマーク付けられて(油断して)絆創膏はってたし。
「まぁ気にすんな。続きつづき…」
俺は、李衣の綺麗な唇に自分の唇を合わせた。
「んぅっ…」
もれる声に、止まらないキス。
「やっ…はぁっ」
逃げ回る李衣に捕まえる俺。
「む…ふぅ…」
俺は口元を拭い、李衣のブラを外した。
「なんで隠すわけ?」
李衣は、すぐに胸を手で隠した。
機嫌悪くなる俺。
「恥ずかしい…恥ずかしい…」
呪文のように繰り返す李衣。
おいおい、なんか言い聞かせてないか?
「恥ずかしくねぇから」
俺の言葉にも、
「恥ずかしいのっ…」
この一点張り。
はぁ…俺は少し、ため息をついた。
頑固者めが。
胸は一旦諦めて、腹にキスを落とした。
背中が浮く李衣に、隠れて笑みを零す。
「あれ?ここ弱いの?」
脇腹を攻めてみる。
「ん…」
「ふっ…感度いいな」
俺は体を起こし、耳元に口を近付けた。
「失礼?」
「へ?」
「フーッ」
「ひぇぅおあっ!?!」
ははっ…やっぱり弱い。
してやったり。
俺は、驚いて胸の手を外した李衣の隙を狙い、手をおいた。
「あっ…はっやてぇ…」
ゆっくり揉んでみる。
すげぇ吸い付くんだけど。
マジ気持ちいい。