【完】甘辛ダーリン絶好調♪


「颯〜あがったよ〜?」

ん?いないのかな?

あたしは、ゆっくりと…そりゃぁもう亀のようなスピードで、お風呂に入った。

だから、1時間はたってるわけでして…

「寝ちゃったのかな?」

グイッ

へ?

「李衣…遅すぎ。つか、俺の体温が下がった」

颯があたしを抱きしめた。

少しほてった頬が、赤みを増す。

「えぇ?颯?寝てないの?」

「はぁ?なんで寝んの?つか、熱冷めちゃったし、李衣があっためてよ」

………はい?
あたし、湯たんぽでもストーブでもないですけど?

わけのわからないというような顔をしていると、

「李衣で、俺はあったまるんだよ」

颯はニヤリと笑いながら、そう言った。

そして、ベッドへ直行。

寝かされるあたし。

き…緊張してきたぁー!!!

あたし、乗り切れるかな…?





「では、力抜いて…?いただきます」

なんか文脈おかしくないですかっ?!

「んっ!」

首に顔を埋めだす颯。

舌で首筋をなぞられる。
正直…擽ったい。

「ちょっとぉ…颯…」

「何?」

舌なめずりをする颯を見て、ゾクッとした。

「く…擽ったいんだけど…」

「大丈夫。すぐ馴れるから」

馴れるって……

そして、颯はあたしの着ていたネグリジェを、するりと脱がした。

そしたら、花柄レースのブラが顔をだすわけで…

「あれ?普通、風呂あがりはノーブラじゃねぇの?」

はぁあああっ?!

いつもはそうだけど、こんなことになるってわかってたから、つけたんじゃーん!!!

1人赤面するあたし。

「まぁ、どうせ脱がすし、ブラとか必要無いけどね」

うぅ…恥ずかしい…

颯は、そのまま谷間にキスを落とす。

チクッとした痛みがあって…

…チクッ?

「はっ颯!?もしかして、もしかしなくても、つけた…?」

あたしは恐る恐る、谷間に顔を埋めている颯の頭に声をかけた。





クイッと顔をあげた颯は、にっこり笑顔で、

「つけた♪」

舌をだして、お茶目感をだしていた。

「かっ隠すの大変じゃん!?」

「はぁ?元カレにもやられたことあんの?」

……ないっす。はい、ないです。

「いや、ないです」

「そ。大丈夫。ばんそーこはっとけ」

まーさーかーっ…そうくるわけ?

「まぁ気にすんな。続きつづき…」

「んぅっ…」

キス。

「やっ…はぁっ」

キス。

「む…ふぅ…」

キィースゥー!!!!

颯は、もれたものを器用に拭い、ブラをおもいっきり外した。

あたしは瞬時に手で隠す。

「なんで隠すわけ?」

ムスッとした颯の顔に、少し罪悪感。

だって…




だってぇー!

恥ずかしいんだもんっ!

見られるのがぁあああっ(泣)

「恥ずかしい…恥ずかしい…」

「恥ずかしくねぇから」

「恥ずかしいのっ…」

あたしが折れないため、少しため息をつく颯。

ごめんね?でも、本気で恥ずかしいの…///

胸は諦めたのか、颯はお腹にキスしだした。

突然のことに、背中が浮くあたし。

「あれ?ここ弱いの?」

脇腹を舐める颯。

「ん…」

少し声がもれてきた。

さらに恥ずかしさが増す。

「ふっ…感度いいな」

ちょっ…何?

「失礼?」

「へ?」

「フーッ」

「ひぇぅおあっ!?!」

何?今耳に…

「!?!?」

胸の手…外しちゃった…

「あっ…はっやてぇ…」

もう颯の手がフィットしてるんだけど…

ぬぅああああっ!!!!




「ほぉ…やわい」

やーめぇーてぇー(泣)

「李衣?どう?」

どうって…どうとかないからぁー(泣)

「んっんんっ…」

「声…いいね」

「よっくなっ…はんっ!」

「では、俺行きます」

ん…?

「ーーーーーっ!!」

きっきた…
声は、恥ずかしいので我慢する。

1年半はちょいキツいなぁ〜やっぱり。

「動くぞ?」

「う…ん…」

「あっあぁっ!ひぃっ!」

やっばい…ちょっと…気持ちいい?かも。

「ふっう…はぁっんっ」

「李衣?」

「キ…スして?」

あたしがそう言うと、

「///任せろ」

少し顔が赤くなった颯が、優しいキスをしてくれた。

あたしって…幸せものじゃない?

「颯?…大好き」

自然とこの一言を言いたくなった。

颯は目を見開いたけど、すぐ嬉しそうに細め、

「わかってる。俺も」

また優しいキスをおデコに落とした。

…………
…………………
………………………








李衣と風呂に入った。
脱がすとき、俺も緊張したけど…

ちょっと、風呂の中でヤりたくなってきたから、先にあがった。

やぁべぇ〜…とにかく、落ち着こう。

俺は、風呂あがりに1杯水を飲んで、それからウロウロとリビングを動き回っていた。

ベッドにいるっつったけど、なんか…落ち着かねぇ〜!!!

頭を抱える。
それにしても、李衣おせぇなぁ〜…


……10分後。
おっそ…

……20分後。

ありえねぇ。

……30分後。
さーめーたぁー!!体が冷めたんですけど。

逃げたのか?いや、それはない。

李衣もその気みたいだったし。

多分…いや、まさか?

俺は、ついに、風呂場に行こうと1歩踏み出した。




「颯〜あがったよ〜?」

んなっ!!いんじゃねぇかっ!

李衣の声を聞いた瞬間、上がる心拍数。

もう、我慢できねぇ。

「寝ちゃったのかな?」

寝てねぇよっ!俺は、李衣を後ろから抱きしめた。

「李衣…遅すぎ。つか、俺の体温が下がった」

今、李衣がどんな顔してんのかわかんねぇ。でも、耳が赤いから、恥ずかしがってんな。

「えぇ?颯?寝てないの?」

何言ってんだ?マジ、寝るわけねーよ。今から楽しいことすんのに。

「はぁ?なんで寝んの?つか、熱冷めちゃったし、李衣があっためてよ」

俺は、甘く囁く。

つか、わかれよ!!何間抜けな顔してんだよ!!
李衣には、ストレートが1番だな。

「李衣で、俺はあったまるんだよ」

ニヤリと笑いながら言った。

よし!ベッドだ。李衣を寝かせて、さぁ始めよう。




「では、力抜いて…?いただきます」

俺は早速、李衣の白い首に舌を這わす。

ほてった李衣の肌に、まだ乾いてない髪が纏わり付いてて…かなり色っぽい。

「んっ!」

止まんねぇ。舌で首筋や、鎖骨を舐める。

そのたびに、李衣が反応して…やべぇ。嵌まる。

「ちょっとぉ…颯…」

甘い李衣の声に、俺は動揺を隠しながら、

「何?」

舌なめずりをした。

「く…擽ったいんだけど…」

擽ったいって…ちょっと傷付くんですけど…




俺は、『馴れる』とだけ言って、李衣の薄いキャミみたいな服を脱がした。

んん?ブラ?しかも、花柄かよ…ちょっと残念。

「あれ?普通、風呂あがりはノーブラじゃねぇの?」

俺の本音に、李衣は赤くなる。

李衣の赤くなるツボがわかんねぇな。

「まぁ、どうせ脱がすし、ブラとか必要無いけどね」

この一言で、さらに赤くなった。

俺は、気にせずに谷間にキスを落とす。

よし、マークつーけよっ♪

痛みに気付いたのか、

「はっ颯!?もしかして、もしかしなくても、つけた…?」

李衣が、谷間に顔を埋めている俺に声をかけた。

やっぱ気付いたのか。