廊下で突っ立ってたあたしたち。

渡部はまた決まり文句を言って断ってきたらしい。
あたしの隣の隣の隣のクラスに戻る途中、あたしと優希の前を通る。


渡部は、偶然なのか分からないけどあたしとすれ違うときいつも目が合う。

あたしはいつもあたしは3年前に戻ったような感覚に陥る。

「..っ」


また、今も目があった。





高鳴る鼓動を隠しながらあたしは優希と教室に入った。