「美姫もかおりもどうしても
恋をしているの?
って聞くのだろうかしら?
克己への
ときめきなのだろうか?
そんなはずない。
彼は人間として友情が
芽生えているだけ。
だって我が家は円満なのに・・・
月の半分は悟が出張でないのが
いいのかもしれないけど・・・」
結婚前いくつかの恋愛を
したことがある。
出会って付き合って
楽しい思い出や
悲しい思い出を綴り
そして別れていった。
もちろん
付き合っているときには、
いつも真剣だった・・・はず。
でも、悟と出会って瞬間に
わかった。
私はこの人と出会うために
生まれてきたのだと・・・
初めてあったのに
懐かしい不思議な感覚。
好きとか嫌いではない。
だから 私は今でも
運命の赤い糸は必ずあると
信じている。