電話をきってからも


大仏ヘアーの克己が


気になって仕方なかった。


写メが取れないほど


醜い状態なんて


絶対に見てみたい。





同級生の笑顔が



その頃のままであるように


私の記憶の彼は


最後にあったときのままなのに


現実は動いていて


自分の知らない克己と


話しているのかと思うと


少し悲しかった。


時間と時間の間にできた


隙間を埋めたかった。




「そうだ!!」ひらめいた。







FROM:森下愛子



説法


「現実がかけ離れていても


目の前のことに


とにかく感謝する。」


これは、私がとても


信頼していた人が


突然に転勤になってしまって


とても悲しかったときに


使った開運術です。


説法の代金は


大阪市在住の大仏様の


ありがたいお写真で


お願いします。」