今回のことで凄く感じた。


歳をとって いつの日か


動けなくなってしまう日が


くるんだって・・・


その前に 


ああしておけばよかった。って


後悔したくないの。


私の勝手な考えだってことは


よくわかっているわ。


でも、愛子さえよければ


アンジュを継いでほしいの。」



「叔母さんの気持ちは


すごく良くわかるわ。


でも無理。


私がアンジュ継ぐなんて


絶対に無理。」



「この5年間


いっしょに仕事をしてきて


愛子のことを見てきて


後を任せられるのは


愛子しかいないと思っていたの。


今回だって充分すぎるほど


立派に守ってくれているじゃない


今すぐに結論を出して欲しい


とは言わないわ。


私の勝手な希望だから。


考えてみてほしい。


お願い。」





「わかった。


考えてみるわ。」


突然の話に


心が動揺しているのが


よくわかった。


「アンジュの

経営なんて無理。」


そう思う私に


もうひとりの私がつぶやく