「もしもし。」


「もしもし 愛子?」



「あら 叔父さん。


明けまして


おめでとうございます。」




「お  おめでとう・・」



叔父さん?声が震えてる。


今にも泣き出しそうだ。


「どうしたの?」


「雅子が・・・


さっき倒れて


今 病院なんだ。」



「えっつ 叔母さんが・・・



どうして?」



「詳しいことは・・


まだ・・・でも


くもまっか出血らしい。」



「どこの病院にいるの?


今から行くわ。」


「そうしてくれるかい?


何だか心細くてね。」



「待ってて すぐに行くから。」



叔母が倒れた?


いつもの笑顔が脳裏に浮かんだ。