そうだ!


デジカメ持ってる。


記念に写真撮ろう。


突拍子のないひらめき





「・・・で



わざわざ来てもらっちゃって


ありがとうございました。」



克己はいつもと変わらない


笑顔で話ししていた。



「いいの。いいの。



お世話になりっぱなし


だから


どうしても会って


きちんと


お礼が言いたかったの。


それと



もうひとつ   っジャーン」



バッグの中から


デジカメを取り出した。




「写真 


撮っておこうと思って・・・



(^^)忘れないように」




「自分は写真撮らなくても


愛子さんの(^^)


ゼッタイに忘れませんよ。」



うそだ!!


半年もたてば


記憶の片隅にも


残っていないはず・・・きっと