「・・・年下?  


 それって


不倫ってこと?・・・」



「そうよ。  ほら見て」



携帯の待ち受けには


笑顔のタケフミ




「素敵!!  


あれ~この人どこかで


見たことあるような~  あっつ


Ashの新しく入った


ボーカルじゃない。


もう 


びっくりさせないでよ~。」




「めちゃめちゃ 


カッコイイでしょう?


今 タケフミに夢中なの。



携帯の待ち受けを見るたびに


心ときめくし・・・


歌声聴いているだけで


すごくハッピーな気持ちになるの。


こんなにも・・・


大好きな人が現れる


なんて


きっと 出会っちゃえば 


二人が恋に落ちるのは


あっという間だと・・・」



「愛ちゃん・・・激しい


・・・妄想なんですけど」



「ただひとつだけ


気になるところがあるの。