『先生ってつけないと
いけないですね・・・。

汐王寺先生?颯人先生?

どっちが良いですか・・・?』



「どちらでも。
 お好きなように呼んで。」





にっこりと笑いながら
颯人お兄ちゃんの手が、
ゆっくりと私の髪を触る。




その手は私の頬に触れ、
そのまま唇に触れる。






『!』



「でも・・・
 家では、颯人がいい・・・。」














そうして、

颯人お兄ちゃんの唇は
私の唇にそっとキスをした。




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