(はい･･･？)


その名前を聞いて固まった｡



(･･･しおーじ？
･･･しおうじ？
汐王寺･･･？)




ぎゅうっと服の袖を掴んだ｡



『颯人お兄ちゃんっ･･･!』



ゆっくりとお互い笑顔になった｡



颯人お兄ちゃんは手を広げ
私の体をぎゅうっと抱きしめた｡





「帆風｡ただいま｡」



『お帰りなさい｡
久しぶりだね･･･｡』





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