新入生たちの方からは、 (あの人が三津倉 海斗さんの 娘さんよ・・・。) (仲良くならないと・・・。) と囁く声が聞こえた。 昔はいちいちこういうことに 傷ついて落ち込んでいたけれど、 もうすっかり馴れてしまった。 『・・有意義な学園生活を 送っていってください。』 パチパチ・・・ 長い代表挨拶を済ませ、 教室に戻っていった。 .