その笑顔がふと懐かしさを
思い出させた。







あれ・・?

この人は・・・。

どこかで・・・?







思いだそうと
じっと顔を見つめると、



「―・・その制服は
神羽学園のですよね?
学校、遅刻しちゃいません?」




その言葉ではっと我にかえった。





『あっ!!時間っ!!!』



時計を見ると
あと15分しかない。



『えっと・・えっと・・』



「大丈夫です。
さあ、学校に行って。」





優しく促されたので
お言葉に甘えてその場を後にした。





『すみませんっ。
失礼いたします!』





ぺこりと頭を下げて
学校へといそいだ。







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