だから……
だから私は、嫌々お兄ちゃんのマンションで一緒に住んでるワケで……
相も変わらず毎日嫌がらせや意地悪をされてるワケで……
「あーっっ!ムカつくっっ!!」
部屋に入った私は、近くにあったクッションをお兄ちゃんのいる方向の壁に投げつけた。
ふぅー……ちょっとスッキリ。
我ながら……短気だよね……
気持ちを落ち着けてベッドに横になっていると……
ガチャ
「おいチビ。
明日朝5:30に起こせよ?明日の朝メシは和食な。
以上。」
「なっ……!!
ノックくらいしてよ!
っていうか今もう夜の1時だよ!?
4時間も寝れないじゃん!私!」
マジでウザキャラだよ!
何平然とノック無しで入ってきてんの!?
もし着替えてたらどーすんのさっっ!?
「あーうっせ。お前近所迷惑だから。時間考えろよ?じゃな」
バタン。