「真苺…!!」


すると英咲士君が心配して駆け寄って来てくれる。


そしてお姫様抱っこしてくれた。


私は首に腕を回して思いっきり強く身体を密着させた


英咲士君は私を優しくベッドに下ろし椅子に座った。

「完治してへん足で歩かれへんの分かってるやろ?」


「だって久しぶりに英咲士君が来たからビックリして足の事とか忘れてたんだもん!!」


「ごめんごめん…淋しかったよな?」


「おかげで随分荒れた性格の子になりました☆」


「俺愛されてる?」


「犬っぽいからね!!」



こういうやり取りが久しぶりで楽しかった。


「来週退院やって?」


「うん!!英咲士君迎えに来てくれる?」


「ええよ!!車で迎えに来るわ。」


お姫様抱っこの時と良い凄く自然な雰囲気…。


「英咲士君は記憶の無い真苺も好き…?」


「えっ…?」


「記憶の無い真苺は真苺じゃ無いみたいで嫌い…?」


不安…だって私は私なのに

「記憶が無くても真苺は真苺やから好きやで…?」


「本当に?良かった!!」


「真苺は記憶無くした俺に変わらず接してくれたし…真苺が教えてくれたんや。」





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