英咲士君を夜公園に呼び出した。


「真苺おまたせ!!どないしたん夜に公園来てって…」


「話が有るの…。」


「何?」



そんな嬉しそうな顔しないで…私は英咲士君を地獄に突き落とす様な事言うのだから…。



「私達…終わりにしよう…」






「……えっ?」



「私と別れて…。」



「………真苺?」



「話はそれだけ!!」



涙があふれそうになって走り去ろうとしたら


ガッと腕を捕まれた。



「理由も言わずに逃げんといて…理由だけでも説明してや…。」


「私…英咲士君の事嫌になったの…」



声が震える…泣いてるってバレちゃう!!


「頑固でワガママでいつも子供みたいで私の気持ち分からずに淋しくさせるし…訳分かんない事言うし…。」



顔を見られなくて良かった…多分今私酷く不細工だ。


「そうか…」


英咲士君はちいさく言って私をきつく抱き締めた。



「ちょっ!!痛いって英咲士君///?!」



「嫌いな奴にもそんな顔すんの?」



英咲士君は傷付いた顔で私を見ては力無くベンチに座る。






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