ウーロン茶を頼むことにした。

「ちょっと、待って下さいね。どうもお腹が空いちゃって……」

 狩留鴨は自分のところに器が来て、何か言いたそうだが、食欲を優先したようだ。

 歯無も気になったので、しばらく待つことにした。

 ウーロン茶はすぐに来た。

 狩留鴨は勢いよくラーメンを吸い込んでいる感じだ。

 歯無は狩留鴨を見ても面白くもないので、視線をそらした。

「レベル3が初めてなら、あのルールは知らない?」

 狩留鴨はラーメンを食べ終えたわけではない。急に思い出したようだ。