「おまえ道具とってこい」


横から低い声が聞こえてくる。

紛れもなく翔だ。

ってゆーか何なよ!


自分は座ってるだけなのに…



「何か文句あんのかよ」


真顔でそういう翔。



「べっつにー」

とあたしは言い、理科の道具をとりにいった。