洋平はいつのまにかいました(笑)

一緒に昼食をとるシーンで、「いや、先輩一人(瑞樹一人)では来ないよなぁ」と思ったときにひょっこりやってきました。

最後の最後まで名前が登場することになるとは、まったく予想していませんでした。

萩や和也もいつの間に・・・って言う感じです。

この子たちの番外編も書けたらいいな。

そしてあとがきの最後の最後に、まさかのフルネーム登場です。

やっぱりごめんね!



そして、「もしも、もしも、ね」を読んでくださった方なら知ってる例のあの人も登場しましたね、なんてちょっと宣伝。

気付きましたか?



さて。



この物語の主人公は、実は妃那ではなく拓巳でした。

けれど、話の中心軸は妃那でした。

何が違うの?と言われれば私も返事に困るのですが、

拓巳から見た妃那、拓巳の想う妃那、拓巳を動かす妃那

みたいな。相変わらず抽象的な私です(苦笑)

物語を押し進めるのは妃那だけれど、

その物語を歩いて、見て、聞いて、感じているのは拓巳。

そんなつもりで書いていました。



そして、話のテーマは「初恋のために真っ直ぐに頑張る女の子」。

妃那と拓巳をくっつけるための物語ではないんです。

どんなに可愛くても、どんなに勉強が出来ても、どんなに器用でも、

恋をしたら相手のために頑張る。

決して自惚れたりはせず(いや、妃那は自惚れてたけど!)、

努力を怠らず、

ただ相手のことだけを想い続ける───

そして必ずしも叶わなくても、

きっとその頑張る姿を見ている人はいる。

結果として妃那と拓巳がくっ付いただけで、話の主題はその過程だったりするんです。

だからそういう意味で言えば、「拓巳×妃那」のHAPPYEND物語というよりは、

「瑞樹×妃那」のBADEND物語なのかも・・・。

そんなこと言ったらすごい勢いで拓巳に怒られそうですけどね!(笑)

私の力じゃ、表現不足ですけれども。申し訳ないです。

それでもこうして最後を迎えられて、とてもありがたい気持ちでいっぱいです!