佐々木はうどんをすすりながら言った。



確かに弥生は飛行機に乗らなきゃいけないほど遠くに引っ越した。



でも、こっちに戻ってきてたら?



あたしはいろいろと思考を巡らせた。



馬鹿なあたしがこんな悩むのは弥生だけ。



もしかしたら、この大学にいるかもしれない。



そう思うと涙が出そうだった。



弥生…いるの?



いるなら逢いに来てよ。



"夕紀"って呼んで…。



あたしは夜、なかなか寝れない日が続いた。