「くそっ!!」


達海は悔しそうに言いながら日本刀を抜いて、逃げて行った。




日本刀が抜けたとたんにあたしと咲哉は崩れ落ちた。


「ぐっ……あぁ゙………」


「さっ……くやっ…あぁ゙」

あたしは地面をはうように咲哉のとこまで行った。



「…れっ……ぃかっ…あぁ゙……ぅ゙…」



「さっくや……生きて……………お……ねが…い」



あたしも重症だったが、貫通した咲哉に比べれば序の口だった。