「嘘…………でしょ?」



あたしは薄れる意識の中でとんでもない光景を目にした。


咲哉が……後ろからあたしを抱きしめている。





達海は後ろから刺した。

という事は後ろから抱きしめていた咲哉も刺されている事になる。


それどころか………日本刀はそうとう長い日本刀で、咲哉を貫通して、あたしを突き刺している。


要は串刺し状態だ。