「………なぁ…」 「何?」 こいつなら知ってる。 なぜ兄貴が死んだのか… 「何で兄貴は死んだんだ?お前が殺したのか?」 俺は手が震えた。 考えたくない。 「……何も…知らないの?」 麗香が泣きそうな震えた声で言った。 「おぅ。何でなんだよ?」 麗香はうつむいた。 そして震える手を抑えながら話しだした。