あたしが掃除のあとの一服をしていると、裕也が起き上がった。



「おう。やっと起きたか。もう夕方だぞ?」


「ふぁぁ―オメェのせいで明け方まで起きてたんだぞ」



「ははっ!わりぃな!一応酒片付けといたから」


「おぉ。サンキュ」



そういや、裕也とちゃんと話すの初めてかも……。


あたしはちょっと照れくさくなった。


それと同時に咲哉に罪悪感を覚えた。


あたし…咲哉以外の男に照れちゃったよ。
ごめん。咲哉―………




あたしはあの夢の影響で死んだ咲哉の思いが強くなった。