ブォンブォブォーン
単車を走らせる事約10分。
某ファミレスに紗輝奈は既に着いていた。
「よっ!遅くなって悪かったな!」
「あ―全然平気!!」
あたしは夜ご飯変わりにチーズデミグラオムライスを頼んだ。
「で?紗輝奈があたしに相談とか珍しいじゃん!」
紗輝奈はどっちかというといつも相談相手だったので、あたしが相談相手になる事は本当にめずらい。
「うん……。あのさ…」
「ん?ゆっくりでいいから話してみ?」
「あたしさ、今キャバのバイト年齢誤魔化してやってるじゃない?」
「うん。」
紗輝奈はゆっくりと口を開き始めた。